第19回!音響屋さんのお仕事〜配信機材紹介編〜

弊社HPへアクセス頂きまして誠にありがとうございます。

株式会社RTT チーフオペレーターの高橋です。

 

今回はネタに困ったので、

我々が普段配信現場にて使用している

機材やソフトについて紹介していきたいと思います。

 

第19回!音響屋さんのお仕事〜配信機材紹介編〜

まずはこちらの写真をご覧頂きましょう。

こちらは最近我々がお仕事させて頂きましたお芝居の配信案件にて撮影した写真です。

配信プラットフォームはクライアント様側のご希望でTwitCastingを使用しました。

TwitCastingには有料チケット配信の機能も付いていますし、なかなか良いプラットフォームの一つだと思います。

 

さてさて、

まず写真に写っている物をざっと挙げてみましょう。

 

・配信用PC(RTTオリジナル)

・ディスプレイ2枚

・AVミキサー

・サンプラー

・アナログミキサー

などなど・・・

その他当然ビデオカメラもありますし、

メインの音響用デジタルミキサーもあります。

 

配信用PCに関しては以前の記事で詳しく紹介しているので是非ご覧下さい。

 

配信用PCのスペックを簡単に紹介しとくと、

  • CPU・・・Intel Core i9 9900
  • マザーボード・・・ASUS ROG STRIX Z390-F GAMING
  • GPU・・・NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER
  • メモリ・・・32GB
  • SSD・・・500GB
  • HDD・・・3TB
  • キャプチャーボード・・・BlackmagicDesign DeckLink Quad HDMI Recorder

とまぁこんな感じです。

重さは約30kg程(運搬用ハードケース込み)あります。

 

配信する際のエンコーダーソフトは

今では皆さんご存じの「OBS Studio」を使用。

OBSに関してもそのうち記事にしたいと思っています。

取り急ぎ現在インストールしているプラグインは

  • 同時配信
  • OBS-Camera

の2種類です。

複数プラットフォームへの配信には同時配信プラグインが必要ですし、

ZOOMなどストリームサーバーを使用しない配信に関しては仮想カメラが必要なので入れてあります。

詳しい話はまた後日。

 

映像編集を行うこともありますので、

配信用PCの中にはBlackmagicDesign社が提供している

「DaVinci Resolve 16」をインストールしてあります。

DaVinci Resolve 16には有料版と無料版の2種類がありますが、

信じられないことになんと無料で有料版の95%程の機能が使えて、

ハリウッド映画でも無料版のDaVinci Resolveを使って編集された作品があるという話を聞くくらい、

非常に優れた映像編集ソフトウェアです。

使い方も普段映像編集ソフトを使う人ならすぐに触れるくらい簡単なUIになっているのでオススメです。

これも今後記事にしたいと思います。

 

ディスプレイ2枚について、

右側の方は「ASUS VT229H」という

ASUS社のタッチパネル式ディスプレイを採用しています。

10点マルチタッチ対応でWindows10のジェスチャーは当然問題なく扱えます。

178°IPS広角視野パネルのおかげでどの角度から見ても殆ど色彩を損ないません。

当たり前ですがVESAマウント対応なので、

お好きなスタンドを使用することが出来ます。

 

もう片方のディスプレイは特に特記する点もありませんが、

使用しているVESAマウントが油圧式なので、

好きな風に高さや角度を調整できるのはとても重宝します。

 

やはり2枚に限らず3枚など複数ディスプレイが扱えると、

一気に表示できる情報も倍に増えますから、

パソコンを使用する上で複数ディスプレイというのは慣れてしまえば非常に便利です。

 

さて、

皆さん気になるのはAVミキサーについてだと思います。

AVミキサーというのは、

「ビデオスイッチャー」と「音響ミキサー」の両方の特徴を併せ持つ商品で、

特に最近の配信需要過多環境においては非常に役立つ商品です。

 

我々が使用しているので

「Roland VR-4HD」という商品です。

Rolandといえば電子ドラムや電子ピアノなどで非常に有名ですが、

実は映像機材に関しても非常に有名な企業でもあります。

 

上記商品の1つ下の商品で、「VR-1HD」

また最上級グレードで「VR-50HD MKⅡ」という商品もあります。

最近は4K画質を扱うことも増えてきましたが、

残念ながらRolan社のAVミキサーには4K対応商品はありませんでした。

4Kを扱いたい方は「V-600UHD」をご購入ください。

桁が1つ増えますがね。

 

Mic/Line入力対応の4ch分のモノラルトラック、

RCA入力と3.5mm入力のステレオトラックが1つずつ。

映像入力はHDMIのみ対応ですが、

上記の音声入力とは別にHDMI経由の音声を4系統ミックス可能です。

このように映像の音声以外にマイクやCDプレーヤーなど、

いっぺんに扱えるのがAVミキサーの特徴で、

尚且つUSB3.0対応なので

PCにUSB経由で映像出力も可能ですし、

オーディオインターフェースとして扱うことが可能です。

 

1つ不満があるとすれば、

PCからVR-4HDに入力された音声が

AUX出力する際にプリフェーダーではなくポストフェーダー限定という点ですね・・・

デジタルミキサーなので、PCからUSBで遠隔操作が可能ですが、

モーターフェーダーではないので画面上と実機上での動くが必ずしもリンクしないですし、

チャンネルEQもHPFの周波数が固定だったりとなかなかに惜しい製品ですが、

あまりにハイクオリティーだと当然値段が上がってしまうので、

そういう意味では非常にバランスの取れた製品であると思います。

 

同じくAVミキサーとして現在人気のある商品で

上記BlackmagicDesign社のATEM Miniシリーズがありますが、

あちらもなかなかに優れていて、

スペック面は殆どVR-4HDと変わらないですが、

まず非常コンパクトで嬉しいですし、

プレビューモニター付いてなかったりマイク入力が2つまでと制約があるものの、

その分コストが大幅にカットされていて、

ユーザーのニーズにしっかり答えてるなと感心してしまいます。

ちなみに読み方は「エーテム」であってアテムとかエーティーエムではないので悪しからず。

 

前回の記事があまりに長すぎたので今回はこれでご容赦ください。

 

また次回!

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