第40回!音響屋さんのお仕事〜ぼっち・ざ・ろっく!編〜

最近右肩が上がりにくくなってきました。

株式会社RTT チーフオペレーターの高橋です。

 

ご無沙汰しております。

また、このページをご覧いただいて誠にありがとうございます。

 

私は大のアニメ好きでございまして、

仕事終わりや移動中、

もちろん休日もアニメ鑑賞とゲームにリソースを使い果たす毎日なんですが、

今期も沢山注目作がある中で、

特に私自身バンドマンですし音響屋でもあるところから

今回は「ぼっち・ざ・ろっく!」という作品について触れていきたいと思います。

第40回!音響屋さんのお仕事〜ぼっち・ざ・ろっく!編〜

まずは「ぼっち・ざ・ろっく!」とはなんなのか、

というところから紹介していきたいと思います。

©はまじあき/芳文社・アニプレックス

ぼっち・ざ・ろっく!」は、「まんがタイムきららMAX」連載、

はまじあき先生による

下北沢や新宿などのライブハウスを主な舞台に

女子高校生達の学園生活とバンド活動をコミカルに描いた漫画作品、

及び2022年10月9日よりTOKYO MXほかにて放送されていたTVアニメ作品です。

 

アニメ制作会社はCloverWorksさん。

最近だと「SPY×FAMILY」や「この着せ替え人形は恋をする」、

ほかにも多くの大人気作品を高いクオリティで制作されている会社です。

 

私は漫画原作の方は知らない状態でアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」を見たんですが・・・

 

これがまぁ面白いんだわ

 

音楽業界というか、もっと狭いバンド界隈とでも言いましょうか。

そこらへんのあるあるネタだったり、豊富な元ネタの数々、

キャラクター達の個性溢れる性格や行動、それに対する共感などなど。

しかしながらフィクション作品ならではの「いやいやそうはならねえだろ」的な。

当然フィクション作品なんでやりたい放題かと思いきや、適度なリアリティーとフィクションのバランスの良さ。

そして音楽ものですからね、所々でやってくるバンド演奏だったりサウンド面の演出の格好良さも引き立ってきます。

 

第1話から早速、後半で演奏シーンがあるんですが・・・

©はまじあき/芳文社・アニプレックス

個人的にはここのキックドラムヘッドの光の反射がめちゃくちゃリアルで感動しましたね。

 

「まんがタイムきらら」系列ではバンド活動を題材とした作品として、

「けいおん!」が有名な作品ではありますが、

「けいおん!」が高校の部活動を舞台にしていたのに対して、

「ぼっち・ざ・ろっく!」はタイトルから察する様に主人公はいわゆる帰宅部でして、

学校内での交友関係はほぼゼロに等しく、

「けいおん!」の主人公が活発だったのに対して

こちらの主人公は過剰なまでの陰キャ、コミュ症でございます。

「けいおん!」は主人公自ら問題に突っ込んで行くような面が多かったかなと思うんですが、

「ぼっち・ざ・ろっく!」は周りのキャラクター達が主人公の意に反して引っかき回すような印象ですね。

 

作品内のあるあるネタを上げればキリが無いんですが、

©はまじあき/芳文社・アニプレックス

例えば第1話のこのシーンとか。

(音楽全く関係ないんですがね・・・)

主人公の前を歩く先輩の髪の毛の匂いがいい匂いなので嗅いでいるシーンなんですが、

人見知りの人とかはめちゃくちゃ共感できると思うんですよね。

©はまじあき/芳文社・アニプレックス

これも第1話で

初めてのリハーサルスタジオでの様子なんですが・・・

 

なんていうか

 

めっちゃわかるッ!!!

 

っていうか。

多くのリハーサルスタジオがこういうレイアウトなので、

これがどこをモデルにしているのかというと難しいんですが、

 

ドラムセットはTAMA製なのかー。

とか。

 

様々なスタジオの特徴を組み合わせていると思うので

モデルにされたスタジオはいくつかあるとは思いますが、

なんとなくリンキィディンクスタジオさんに似ている気がします。

下北沢にあるリハーサルスタジオでTAMAのStarclassicシリーズをメインで置いているのはそこなので恐らく。

© 2022 TAMA DRUMS

 

ベースアンプもAmpeg製ですね。

リンキィディンクスタジオさんに限らず

業界全体でデファクトスタンダードとなっているメーカーさんです。

この後のシーンを見る感じ、

アンプヘッドは同社の「SVT-CL Bass Head」

© 2022 Yamaha Music Japan Co., Ltd.

キャビネットは「SVT-810E」でしょう。

© 2022 Yamaha Music Japan Co., Ltd.

壁に吊られているスピーカーは

音響屋さんで使ったことのない人は恐らく居ないであろう

Electro-Voice製の「SX300」ですね。

ev_sx300

弊社でも取り扱っています。

 

ギタースタンドは

HERCULES製の「GS414B」

©Copyright 1998-2017 Moridaira M.I.

とかもうこんな感じで、

バンド活動したこと無い人からすればわけわからないような細かいネタが豊富に詰まってるんですよね。

 

©はまじあき/芳文社・アニプレックス

ちなみにこれはPearl製の「CS4140」、

Red Hot Chili Peppersのドラマー、

チャド・スミス モデルのスネアですね。

© 2020 Pearl Musical Instrument Co.,Ltd.

オートグラフもそっくり。

初心者入門レベルの値段なのに、

高級スネアと遜色ないパワフルなサウンドを得られる

個人的にも使いやすくて好きなスネアでした。

2016年にチャド自身がPearl社からDW社へ契約移行したからなのか、

現在は販売終了して後継モデルが出ているみたいです。(知らなかった・・・!!!)

 

©はまじあき/芳文社・アニプレックス

こちらオープニングのワンシーンなんですが、

下北沢のライブハウスに詳しい人はもうお分かりですね。

 

そう。

 

© Copyright 2008 shimokitazawa SHELTER.

老舗ライブハウス「下北沢SHELTER」さんにそっくりです。

店舗前の階段から店内の様子、バーカウンターとか楽屋までそっくり。

格好いいですよね。

知らない人からすれば恐い場所のイメージも未だにあるかもしれませんが、

実際には全くそんなこと無く、どちらかというと作品内の描写が結構リアルなのでね、

これを機にアンダーグラウンドな世界へ足を踏み入れてみるのはいかがでしょうか?(地下だけにね!)

 

バンドブームって盛り上がったかと思ったら落ち込んでたりってのを繰り返していて、

「けいおん!」が盛り上がったときも

「「けいおん!」を見て楽器始めました!」っていう子がかなり増えた印象でしたが、

この「ぼっち・ざ・ろっく!」アニメ化をきっかけにバンド業界へ新しい風を吹かしてくれることを期待したいですね。

将来わたしたちのお客様になっていただけるかもしれませんし!

お待ちしています!!!

 

バンド恐くないから!

陰キャの集まりだから!

 

では!

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