配信代行事例_弾き語り01

第17回!音響屋さんのお仕事〜配信編〜

弊社HPへアクセス頂きまして誠にありがとうございます。

株式会社RTTチーフオペレーターの高橋です。

 

最近また都内での新型コロナウイルス感染者が増えてきていますね。

相も変わらず人と人が触れ合い辛い環境下で、

私たちの業界も今まで通りのお仕事が難しくなっております。

なかなかに回復する兆しが見えてこないので、

経済面でも不安が拭えない皆さん大変な状況だと思います。

 

そんな中、

人と人が直接触れ合えないのであれば

”リモート”で解決すれば良いじゃないというわけで、

最近ではテレビでもテレビ電話やウェビナーを使った

リモート収録が大変流行っております。

 

まぁ流行っているというか

どちらかといえば”仕方なく”と言った具合だとは思いますが・・・

とにかくそれ以外方法があまりないので、

そういったインターネット等を使用した遠隔ツールの需要が大変伸びています。

 

そんなわけで今回は、

最近需要が伸びてきているライブ配信事業に関して

書いていきたいと思います!

 

では参りましょう!

 

第17回!音響屋さんのお仕事〜配信編〜

 

予め伝えておきたいのは、

このブログはオンキョウと聞いて

「音響」に変換できない方々向けに書いているので

出来る限り難しい話題はしないようにしています。

なるべくわかりやすく説明できるように心がけるので、

どうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

さてさて、

単に「配信プラットフォーム」と言われてもピンとこない

そこのあなたに一体どうやってそれを伝えれば良いのか。

開始早々躓いております!困りました!

 

まずスポーツ中継やニュースなど、

昔からテレビでは中継車などを使ってリアルタイムの中継が行われてきました。

https://www.trust.tv/products/detail.php?product_id=674516

見たことはあると思います。

このトラックの中に映像や音声など、

テレビやラジオで必要な映像・音声を扱うための

超ハイスペックで高級機材がずらりと並んでいます。

このトラックは小さい方ですね。

中継車の車両価格は最安値1千万円〜3億円だそうです。

上の車両は販売価格200万円ですが、

一部機材が撤去されてしまっているのでそのままでは使えないため

その金額になっているようです。

 

まずテレビ業界などで

一番やってはいけないことは「放送事故」を起こすことなので、

一般的に中継車はそういったリスクを最大限回避するために

「衛星中継」の技術を利用しています。

簡単に言えば「誰にも邪魔されない」からですね。

携帯キャリア通信やその他インターネットは

利用しているユーザー数も多く、

中にはそれを悪用する方々も少なからず存在します。

衛星通信を利用することでテレビ局と中継車を直接繋ぐことが出来るので、

そういった不安定な要素を可能な限り回避しているんですね。

 

しかしご存じの通りわざわざ衛星通信を利用しなくても

インターネットの急速な発達によって

我々一般人も手軽に国際的な相互通信が可能になりました。

あまり皆さんご存じないと思いますが、

昔こそ海外とのインターネット通信には我々も衛星通信を利用していました。

しかし今ではその殆ど98%を海底ケーブルで担っています。

 

なんと日本最古の海底ケーブルは1871年に長崎県から中国の上海間と

同じく長崎県からロシアのウラジオストク間に敷設されています。

その後は佐賀県から韓国の釜山、

1906年には日米間太平洋横断国際海底ケーブルが開通しています。

 

そんな昔に日本から海外、

ましてや太平洋の海中深くど真ん中を

ケーブルを通して繋いでしまうなんて本当に凄いことだと思います。

 

もう1世紀以上前の話です。

 

なんやかんやで今日に至るわけですが、

コンピュータ技術も発達しインターネットもかなり普及しました。

そのため我々一般人でも知識と技術があれば

誰でもテレビと似たようなことが出来るようになりました。

 

「ライブ配信プラットフォーム」の登場です。

 

皆さんYouTubeくらいはご存じですね?

動画共有サービスの最大手で、

YouTuberという言葉があるように

動画を撮影編集しそれを見てもらうことで

広告収入を得る(所謂アフィリエイト)マネタイズも可能になっています。

 

YouTubeが出てくる以前も

動画を撮影編集しそれをインターネット上にアップロードすることは

当然可能でしたし行われていました。

しかしながらそれはあくまでもブログや掲示板など

本来動画を共有するための場所ではなかったので、

目的の動画を探すのも大変でしたし

動画を作った人も狙ったターゲットに向けて発信するのが難しかったんです。

 

事実YouTubeを設立したジョード・カリムさんは、

当時見たかったニュースの映像が探しても簡単には見つからなかったことを理由に挙げています。

 

YouTubeが日本でも話題になってきたころと時を同じくして、

日本でも我が国発祥の動画共有サイトが発足しました。

2006年12月にサービスが開始したのが「ニコニコ動画」です。

運営会社は株式会社ドワンゴ、

角川書店で有名な株式会社KADOKAWAの子会社です。

一時よりユーザー数は落ち込んでしまったものの、

今でもアニメやゲームなどのオタク文化においては

一定の人気を保っている大手サイトですね。

 

今回のテーマである「ライブ配信」において

日本で頭角を現したのがこのニコニコ動画で、

なんと設立から1年後の2007年にライブ配信サービス「ニコニコ生放送」を開始しています。

YouTubeのライブ配信サービスであるYouTube Liveが2011年開始なので、

そのセンスの高さは評価できるところでしょう。

 

動画を予め収録し

それを編集したものをアップロードする通常サービスと違い、

ライブ配信サービスでは上記の通り「生放送」で

撮影している映像をリアルタイムにそのまま放送することが出来、

その利点は視聴者とのコミュニケーション性にあるといえます。

 

通常のアップロードでは

動画にコメントを残すことは出来ても、

例えば電話やメールのように早い段階でのリアクションが取り辛いです。

それと比較して生放送のメリットは

流れてきたコメントに対してそのまま放送内でリアクションを取ることが出来ます。

なので視聴者側には「私のコメントに答えてくれた!」というような

特別感を印象付けることがしやすくなったんですね。

そういったリアルタイムならでは特別感やはたまたトラブルなど、

普段の動画では視聴者に対して一方通行だったのに対して、

生放送で双方向にやり取りが生まれやすくなったという点で非常に人気を博しました。

 

テレビの生中継では演者と直接やり取りすることはほぼ不可能に近いです。

それに比べてライブ配信プラットフォームでは演者こそ芸能人は少ないですが、

それこそ業界内では有名な方だったり一般人でも人気を得ている出演者も多く存在していたので、

既存のファンに対するサービスであったり新規ファン獲得などに有利に働きました。

SkypeみたいなIP電話を利用したリアルタイムの雑談配信なんかも人気がありましたね。

 

新型コロナウイルスの影響により

あらゆる面で再評価されているライブ配信サービスは

日本で利用できるサービスに限定しても今では20以上のサービスが利用できます。

YouTube Live,ニコニコ生放送,Instagram Live Story,TwitCasting…

また、最近脚光を浴びてきましたウェビナーツールなどなど。

 

あまりにもたくさんありすぎてどのサービスを利用したら良いのかなかなかわかり辛いと思うんですよね。

 

次回はそういった数多くのプラットフォーム比較を

個人的な視点になってしまいますがやってみたいと思います。

 

今回はここまで。

ご拝読ありがとうございました。

 

 

 

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