第3回!音響屋さんのお仕事〜マイク編〜

弊社HPへアクセス頂きまして誠にありがとうございます。

株式会社RTT チーフオペレーターの髙橋です。

 

さてさて、

第3回目となりました今回は

音響屋さんのお仕事〜マイク編〜

でございます。

 

我々が仕事をする上で欠かせない存在ですね。

音響屋さんのことは知らずとも

マイクのことについては音を拾う機械であるということは

皆さんご存じだと思います。

 

ではまず、とは何なのか。

 

辞書を引いてみるとそれぞれいろいろな書き方がされていますが、

音という表現はとても抽象的なもので

もっと具体的に表すと音波という表現になります。

 

音≒音波

 

我々が音波を聴覚や触覚などで感じたときに初めて音として認識されるんですね。

分かりやすい物だと超音波。

つまりは、音波なんですよ。

めっちゃ凄い音波。

音波超えちゃってるんです。

しかしこれは我々が認識できる範囲超えた音波ということで、

紛れもなく音波なんですね。

つまり認識できないから音ではないけど音波であるんですね。

😃?

 

音波にはいくつかルールがあり、

・真空では伝播しない

・何らかの触媒を介す必要がある(気体や液体など)

・音の速さは圧力や温度、湿度でも変化する

などなどもっといろいろありますが、

よくあるスター・○ォーズシリーズとか

機動○士ガン○ムシリーズとかですね、

宇宙空間で激しい戦闘が繰り広げられますね。

しかし宇宙空間は真空なので、

実際にはただ光っているだけで無音という

なんともシュールな状況になってしまうわけです。

音が聞こえないまま撃ち落とされるとかめっちゃ怖いですね。

母艦に乗っている人間は正気の沙汰ではありませんね。

 

作中ではいろいろな惑星に行ったり来たりしますが、

当然温度や湿度、大気の状況も地球とは変わっているでしょうから、

音波が届くスピードも惑星によって誤差が生じてくるのは間違いないんでしょうね、知らんけど。

ちなみに私、どちらの作品も大好きであります。はい。

 

まーた脱線しましたが、

音波は触媒が無ければ伝播しないというわけで、

必ず空気や水などが振動して伝わるわけですが、

その空気や水の振動を電気エネルギーに変換する機械が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Mike.

 

ではなく

 

 

Microphone.

 

なんですね。

 

マイクには意外と多くの種類があります。

大きく分けて2種類。

・ダイナミック型

・コンデンサ型

何が違うかというと

これは内部構造の違いから大別されています。

しかしどれも結局は空気の振動を電気エネルギーに変換するためのもので、

数ある中のどの方法でマイクが作られたか、ということなんです。

 

分かりやすい物だとリボンマイクというものがあります。

ダイナミック型の一種です。

https://www.audio-technica.co.jp/

これは日本を代表する寿司ロボットメーカー

audio-technica(オーディオテクニカ)社のAT4080という商品ですが、

実はリボンマイクの中には名前の通りめっちゃくちゃ薄いアルミ箔のリボンが入っています。

皆さん電磁誘導はもちろんご存じですよね?

中学2年生の理科で勉強したあれです。

なんと驚き!SuicaやPASMOなどの非接触ICカードは電磁誘導を応用しているそうですよ。

 

つまり空気の振動がマイクの中のアルミ箔に振動を与えて

その振動で得た誘導電流を取り出すという仕組みがリボンマイクの基本構造となっています。

 

めちゃくちゃ薄いアルミ箔を使っているので超繊細なんです。

床に落としたりしたら即壊れます。

因みに10万円以上します。

 

そんな繊細な構造から、PA現場のような動きの激しい環境下では敬遠されがちです。

レコーディング現場などで使われることが多いでしょう。

 

 

 

そんなリボンマイクの他にもダイナミック型には種類があります。

PA現場で一番使われている世界的ベストセラーマイクがあります。

shure_sm58

https://www.shure.com/en-US

こちらはアメリカの世界的マイクメーカー

SHURE(シュアー)社のSM58です。

相性は「ごっぱー」。

日本のエンジニアなら「ごっぱー」で通じますし、

世界でもFiftyEightといえば通じます。

一言にマイクといえばこのSM58です。最早、代名詞。

 

このマイクもダイナミック型の一種である、

ムービング・コイル方式を採用しています。

先程のリボンマイクも同じですが、

ダイナミック型の特徴は電磁誘導を利用することです。

ダイアフラムと呼ばれるコイルが固定された振動板と永久磁石の組み合わせで作られていて、

空気の振動でダイアフラムが振動すると一緒に固定されているコイルも同時に動き、

内蔵されている磁石との間に起電力が生まれることで電気エネルギーに変換するという仕組みです。

 

このムービング・コイル方式の特徴として環境の変化や衝撃に強く壊れにくいため、

PA環境下のような動きの激しい場合に非常に好まれます。

製造元のSHURE社では製品テストとして非常に過酷な扱いを受けているらしく・・・

 

・ヘリコプターから落とす

・500ccのギネスビールに浸す

・12口径のショットガンで撃つ

・大型バスで轢く

・太平洋に放り込む

・ホットドッグと一緒にグリルで焼く

・プロアイスホッケー選手にショットさせる

 

 

 

バカなの?死ぬの?

 

 

 

流石アメリカ・・・スケールが違えわ・・・。

 

 

しかしSM58はこの拷問に耐え無事に生還したというから驚きです。

https://www.shure.com/ja-JP/performance-production/louder/10-things-might-not-know-sm58

 

何か悪いことでもしたんでしょうか・・・

 

 

ジャンルは違いますがHONDAの傑作バイク「スーパーカブ」も

ディスカバリーチャンネルの特集にて

ビルの5階から落としたり

耐荷重の5倍以上の重さで乗ったり

エンジンオイルの代わりに食用油を入れたり

こちらもなかなかの拷問を受けていましたが、

流石にSM58と同じ拷問には耐えられないことでしょう。

 

もちろんこんなひどい扱いは弊社ではしておりませんので、ご安心ください。

 

ちなみにこのSM58、無重力化でも使用できたそうです。

事実、宇宙飛行士のインタビューなどで普通に使用されています。

SM58恐るべし・・・。

 

 

さて、完全に注目を奪われてしまったコンデンサ型マイクも

せっかくなので紹介していきたいと思います。

 

一番有名な定番コンデンサーマイクはこちら。

http://neumannjapan.com/

ドイツのハイエンドマイクメーカー

NEUMANN(ノイマン)社のU87Aiです。

「ハチナナ」の相性で親しまれています。

レコーディング現場やスタジオマイクの定番として

SM58と同じくらい長い間エンジニア達に愛されてきたマイクですね。

(エンジニアによっては前機種であるU87iの方が好んで使われるケースも多いです。)

 

こちらは名前の通りコンデンサの仕組みを応用したもので、

コンデンサは私たちの身近な機械の中にたくさん使われています。

日本語では蓄電器というみたいです。

文字通り電気を蓄えたり、電圧を一定に保ったり、逆に必要なタイミングで放電したり・・・。

正直私もよく分かっていません。

しかし内部的な構造はリボンマイクとあまり変わらないようで、

簡単に説明すればリボンだったものがコンデンサになったマイクということのようです。

 

先に説明しましたマイク達はどちらも電磁誘導を利用したモノでしたが、

こちらはコンデンサの特徴でもある”静電容量の変化を利用して音を電気エネルギーとして取り出す”という仕組みが採用されています。

 

 

😃?

 

 

コンデンサ自体の構造は

2枚の平行な金属板が絶縁体を挟み込んでいるといった、

意外と単純な構造をしているようです。

ちなみにどのくらいの薄さかというと・・・

 

 

 

 

 

 

髪の毛1本分よりも細いです

 

 

 

 

 

 

 

えぇ――――っ!!

   ミ~ ̄ ̄ ̄\
   / ____亅
   / > ⌒ ⌒|
  |/ (・) (・)|
  (6――○-○-|
  |   つ |
  |  ___)/
   \ (_/ /
   /\__/
  /  \><∧
  / /  V||
 /_/   |||
⊂ニu\__/Lu⊃
  |  / /
  | / /
  | / /
  (ニフフ

 

 

 

 

 

それを踏まえた上で

コンデンサには重要な特性が存在するようで、

1.電荷を貯める

・・・2枚の金属板に電気を流しても絶縁体のおかげで、ある程度までは電気が貯められる=静電容量

2.直流電源は通さず、交流電源は通る

3.周波数が高い交流電源ほど通しやすい

などなど。

 

1に関しては

絶縁体があるので電気が流れていくことが無く、

しかし金属板は当然金属で電気を通す性質があるので、

ある一定の量までは金属板に電気が貯まっていく、

その貯められる電気のことを静電容量と呼ぶ。

というわけでなんとなく理解出来るかと思います。

2と3に関しては難しいので省きます。

 

コンデンサーマイクではこの1の性質を利用します。

2枚の金属板の片方を振動板として利用できるように金属被膜などに置き換え、

その振動板が空気の振動で動くことで2枚の金属板との距離が変化し、

なぜかその距離に比例して静電容量にも変化が生じ、

最終的にその電圧の変化を電気エネルギーとして利用する。

という仕組みのようです。

 

 

 

 

質問は受け付けておりません。

ご了承くださいませ。

 

 

 

 

このように複雑な構造をしているため、

非常に壊れやすくコストも高い場合が多いです。

(先述のU87Aiはお値段30万円〜。弊社での取り扱いはありません。)

リボンマイクとは違いPA現場でも使用されることの多い種類のマイクですが、

野外現場での雨や雪、動きの激しい現場などの過酷な環境下では

自分の身よりもマイクを守るケースもたまに見受けられますね。

 

またコンデンサを利用するのでマイク本体に直流電源を与えてあげる必要があります。

ファンタム電源と呼ばれるもので、

音響ミキサーなどには48Vと書かれたスイッチが付いている場合があります。

また、マイク本体に乾電池を入れられたり、

専用の電源アダプターを使用するものもあります。

http://ja.rode.com/

これはオーストラリアが誇るマイクメーカー

RODE社のClassicⅡというマイクです。

左側のノブが3つ付いた箱が専用電源アダプターの役割も兼ねています。

これも弊社での取り扱いはありません。

U87AiもClassicⅡもレコーディングスタジオで主に使用されています。

どちらもPA環境下での使用には適していないんですね。

U87Aiなんて壊したときが怖くて気軽に触れません。

ClassicⅡも専用電源アダプターなんてめんどくさくて使いたくありませんね。

(もちろん好きなマイクであります。ほんとですって!)

どちらもボーカル収録に使われることが多いです。

 

 

コンデンサーマイクの特徴として、

・非常に繊細で高音質に音が録れる

ということが上げられると思います。

 

どのくらい繊細かというと、

レコーディング中はエアコンを止めるくらいには繊細です。

エアコンのモーターのような小さい音まで拾ってしまうんですね。

なのでレコーディングスタジオのような防音された環境に適していて、

PA環境下でも例えばドラムのシンバルの音など、

非常に繊細な音を収録するのに用いられるというわけです。

akg_c451b

https://www.akg.com/

こちらがドラムのシンバルなどによく用いられる

オーストリアのメーカー

AKG(アーカーゲー)社のC451Bという製品です。

相性は451という数字から「しごいち」と呼ばれます。

 

先程のU87AiやClassicⅡとは見た目がかなり違いますね。

大分細くなったと思います。

 

コンデンサーマイクの特徴その2

・見た目に比例した音に向いている

これは言えると思います。

C451Bは細くて長いですね。

なので細くて長い音、わかりやすくいえば高音域の楽器に使われることが多いです。

 

では逆に低い音に向いたコンデンサーマイクはあるのか。

 

 

あります。

 

 

SHURE-BETA91A-01

https://www.shure.com/en-US

こちらはあの拷問マイクを生み出した

SHURE社のBETA91Aです。

バウンダリーマイクと呼ばれるタイプのもので、

床などにそのまま置いて集音するタイプのマイクです。

こちらはドラムのバスドラムに使われることが多いです。

しかしコンデンサーマイクは内部構造の問題から振動に弱い製品が多く、

低音域においてはダイナミックマイクの方が好んで使われることが多いです。

やはり綺麗で繊細な音に向いたマイクと言えるでしょう。

 

というわけで今回はマイクについてお話ししました。

次はどのテーマに対して傾いていこうか迷ってしまいますね。

 

ご拝読ありがとうございました!!

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