第27回!音響屋さんのお仕事〜ITのお勉強〜序章

弊社HPへアクセス頂きまして誠にありがとうございます。

株式会社RTT チーフオペレーターの高橋です。

 

弊社でもサービスを提供しております

「ライブ動画配信代行サービス」

最近は本当に増えましたね。

 

コロナ禍での感染リスクを抑えるために

極力外出を控え他人との接触に制限がかかっている今般において、

娯楽コンテンツを楽しんだり提供したりするための一つの手段として

インターネットによる生放送が非常に賑わっております。

 

しかしながら

画質が悪かったり、

遅延があったり、

途切れ途切れになったりと

最高の環境でコンテンツを楽しむのは意外に難しかったりします。

 

生放送といえば有名な番組として

日本テレビの「24時間テレビ」や、スポーツ中継、

ニュース番組などが考えられると思います。

 

そんなイメージで、誰でも簡単に生放送がインターネットを利用して行えるようになったのが

前の記事でも書きましたがUstreamやニコニコ生放送といったサービスが開始された2000年後半頃です。

 

テレビ中継を見ていると、

中継先のアナウンサーと拠点のスタジオに居るタレントとの間に若干の遅れがあったりして

会話がスムーズに行えないシーンはよく見ますが、

画質や音声の乱れはあまり気になりませんよね?

稀に画質が乱れたりしますが、

我々が普段ストリーミング動画(YouTube)などを見ているときよりも

安定感は確実に高く感じるはずです。

 

それもそのはずで、

テレビ局はNTTから専用の高速回線(地上回線と衛星回線)を提供されているので

外部からの影響を極力受けることなく映像を配信出来ています。

専用回線を敷設するのはそれなりのお金が当然発生しますので、

普通の企業で到底不可能なのは想像できるでしょう。

 

それに比べて我々が利用しているインターネット回線はどうでしょうか。

料金も常識的な範囲内でみんなが利用できる代わりに安全性は低く、

外部からの影響をとても受けやすいですよね。

 

道路に例えるとわかりやすいと思います。

テレビ専用回線は目的地まで直通している高速道路、

インターネットは一般道です。

多くの人が利用しているインターネットは渋滞が多く発生します。

当然高速道路だって渋滞は起きますが、

使っているのがテレビ局関係者のみだとしたら?

渋滞は起きにくいと想像できます。

 

そういうわけで、

誰でも同じように世界共通で利用できるように設計されたインターネットには

毎日想像を超えるトラフィック(通信量)が行き交っています。

当然渋滞なんて日常茶飯事です。

そんな渋滞を出来る限り解消させる手段はなんでしょうか。

 

答えは「信号機」を作ることです。

 

車の信号機とは少し違いますが、

簡単に言えば「ルール作り」が重要ということで、

その「ルール」そのものをIT用語で「プロトコル(Protocol)」と言います。

 

例えば、我々が普段目にするプロトコルで有名なのが、

HTTPです。

 

HTTPとは、

HyperText Transfer Protocol

の略称で、

インターネットに接続するためのソフト

(Internet ExplorerやSafari、Google Chromeなどのブラウザ)と、

インターネットに接続されているサーバー(Webページなど)との間における通信規約のことで、

インターネット上におけるお約束事の代表的な物です。

 

http:// rt-time.com

上記は弊社のHPアドレス、所謂「URL」でありますが、

大体のURLには先頭に「http://」などが記載されているはずです。

これは「HTTPによって定められたルールに則って通信をしていますよ」という意味で、

このブログを見ているあなたも知らないうちにHTTPに則った通信をしていることになります。

 

このプロトコルなんですが非常に多くの種類が存在し、

かなーり複雑で密接に絡んでいるんで凄く分かりづらいんですが、

このプロトコル達が信号機のように交通整理をしてくれているおかげで

快適なインターネットライフが送れている反面、

逆に言えば全員がこのプロトコルを利用しているので、

根本的な渋滞の緩和には繋がっていないわけですね。

 

想像しやすいのが携帯電話キャリアの通信制限です。

 

3G回線から4G/LTE回線になってから急に出てきましたよね。

月間で9GBまでとか、ギガ放題だとか。

ギガ放題に関しては割と最近ですが、

4G/LTE回線になった途端に今まではパケ放題だったのに

急に規定容量を超えたので速度制限しますとかってなりました。

 

なんでこうなってしまったのかという話ですが、

3G回線までは1台の端末が使用するデータ量がそこまで多くなかったんです。

しかしそれが4G/LTE回線に進化したことで我々が携帯端末を使って出来ることが非常に多くなりました。

その結果従来の3G回線に比べて、4G/LTE回線を利用する端末のデータ通信量が大幅に増えてしまったんですね。

 

4G/LTE回線は3G回線と比べて通信速度が飛躍的に上昇しました。

大体4G/LTE回線は3G回線と比較して10倍程早いと言われています。

それに伴いスマートフォンなどのインターネット通信を頻繁に必要とする端末がユーザーのニーズに応えられるようになってきます。

事実スマートフォンは4G/LTE回線になってからやっと本領を発揮できるようになりました。

 

その結果、みんながみんな四六時中インターネットに接続している状態となり、

インターネット回線を全員で圧迫(格安キャリアで時間によって速度が下がるのはこれが理由)、

それを解消するために通信制限を設定して少しでも渋滞の緩和をしようという方向に変わったわけです。

 

そして話は戻って

現在非常に賑わっているライブ配信プラットフォームも

そのために定められたルール(プロトコル)に則って通信を行うわけですが、

ストリーミングサービスにおけるプロトコルはまたそれ専用にいくつか存在していて、

しかも新しいプロトコルが開発されたり古いプロトコルがそろそろ消えていきそうだったり、

本当に勉強することが絶えないなと感じる毎日です。

 

次回はストリーミングサービスにおけるプロトコルでも紹介していこうと思います。

私もIT専門の人間ではなくただの音響屋さんなんでね、

解説が間違っていたりしても大目に見て下さい。

一緒に勉強しましょう。

 

それではまた!

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