弊社HPへのアクセス、
また、この記事まで足を運んでいただきまして
誠にありがとうございます!
株式会社RTT チーフオペレーターの高橋です。
この記事が公開される頃には既にサービスを開始しているかと思いますが、
この度、我が社RTTでは今般の情況を鑑みまして…
新しく「映像配信サービス」を開始することと致しました!
弊社RTTは設立当初より、
音響機器レンタル、オペレートなど、
音楽事業に関することを第一に営業を続けておりましたが、
以前より音楽には音響機器だけでなく、
ステージを彩る照明機材や映像機材など、
聴覚だけでなく視覚に訴えるコンテンツとの整合性といいますか、
運命共同体ともいえるような協力関係が図られてきました。
今般のコロナ情勢、
それを考慮しなくても将来的に映像コンテンツなど
視覚的な部分のさらなる強化(ARやVR、XRなど)が
図られていくのは明らかです。
悲しいことに音響屋が音響だけやっていればいい時代はとっくに過ぎていたかもしれません。
(認めたくはありませんがね。)←
そんなわけで弊社でも以前から照明機材やオペレート、
また映像機材のオペレートも行っておりましたが、
以前よりも強化を狙って設備投資を行いました。
そこで今回の記事はこの度行われた設備投資の中の目玉!
RTT特製!オールインワンPC!を紹介していきます。
(ただの自慢ですし、メイン記事は次回なのでご了承ください。)
第11回!音響屋さんのお仕事~自作PC編~
はい、というわけで
今回「映像配信サービス」を提供していくにあたって、
重要な点がいくつかありましたが、
その中の一つである「マシンスペック」に関する問題がありました。
最近はPCでの作業は当たり前で、
電気屋さんに行かずともPCを購入するのはもはや当たり前です。
スーパーだってなんだって行かずともPCがあれば購入できます。
我々も音響機材を触るうえでPCは欠かせません。
音響機材を触っているだけでは任務は遂行できず、
あらゆる作業を行うために必ずPCを触ることになります。
なので私をはじめ、
ほとんどの社員が自前でノートPCを所有し、
あらゆる現場に持参します。
最近はCDを使う機会も減ってきました。
音源などもほとんどデータでのやり取りになり、
大幅に効率よくなってきています。
さて、
マシンスペックに関しては特に映像にかかわる部分は顕著です。
市販のPCでYouTubeなどを視聴することは問題なくできるでしょうが、
映像編集や動画配信となると話は変わってきます。
本番中にPCがフリーズするなんて絶対にあってはいけませんし、
PCのスペック不足を理由に納期を遅らせることなんて出来ません。
しかし市販のPCは予め決められたスペックで売られています。
それもそのはずで、PCが得意な人間は自分で好きなスペックを作ってしまうので、
市販PCは最初からその客層をターゲットには入れていないんですね。
「無いんだったら作ればいいのよ!BTO!」
というわけで2000年代後半に一大アニメブームを巻き起こし、
私高橋をアニメオタクに変貌させてしまった
京〇アニメーション制作作品のメインヒロインのようなセリフで
とあるプロジェクトが進行いたしました。
RTT特製、僕の考えた最強のパソコン計画。
次回!「高橋タクヤの奮闘」お楽しみに!
さて、以下は余談で以前の記事でも書きましたが、
そもそも人間の感覚器は耳をほとんど使っていません。
われわれ人間の情報は8割が視覚で得られています。
知っている方も居るかと思いますが、
「あいちトリエンナーレ2019」のプログラムの中で、
日本のロックバンドである「サカナクション」により
実験的に行われた真っ暗闇ライブコンテンツ「暗闇 KURAYAMI 」。
これは最新の音響システムを用い、
会場内を完全に暗転、自分の身体すらも見えないような環境を再現し
その環境の中で音楽を鑑賞するという内容でした。
サカナクション自身も一切楽器類の光が漏れないように、
メンバーそれぞれが箱の中に入って演奏するという徹底ぶり。
ほんの一瞬、これぞ正しく一瞬という具合でほんの少しの照明演出や映像演出が差し込まれ、
逆にそれが会場内の暗闇具合を強調するというような演出が盛り込まれたため、
観客はどんどんと暗闇の中に溶け込んでいき、
実際に足を運んだ人たちは「音に飲み込まれるようだった」というような感想を次々と口にしていました。
とても趣があって興味深い挑戦だと思いますが、
これは目を閉じて聞くのではなくて
ちゃんと視覚的な演出を効果的に用いています。
間違いなく参加したお客様の五感は普段の動きと違い、
聴覚と視覚、ましてやその他の感覚も間違いなく過敏になっていたと思いますが、
我々音響屋が普段から思っていることを正直にぶっちゃけると…
「目に見えるって強いわ~」