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第38回!音響屋さんのお仕事〜DJ機材編〜

弊社HPへアクセス頂きまして誠にありがとうございます。

株式会社RTT チーフオペレーターの高橋です。

 

今回はDJについて書いていきたいと思います。

 

思えば弊社は創業からDJ機材の運用を中心に発展してきた経緯がありました。

他の音響屋さんと比較してもDJ機材の扱いには長けている方だと思います。

 

というわけでやっていきましょう!

 

第38回!音響屋さんのお仕事〜DJ機材編〜

ひとことに「DJ」といってもいろいろあります。

ラジオパーソナリティーのことをDJと呼んだりもしますが、

今回は・・・

DJしている代表鈴木源太郎

こっちのお話。

ちなみにこの人が弊社の代表取締役「鈴木源太郎」です。

認めたくはありませんが、かっこよく撮れてますよね。

認めたくはありませんが。

 

 

DJに馴染みがない人からすれば難しそうに見え、

一見何をしているのか分からない存在のDJですが、

実際にやっていることは至ってシンプル。

 

それぞれ違う曲をひたすらに繋げていくだけ。

まぁそれが難しいわけですが・・・

 

まずは基本的なDJ機材の構成を見ていきましょう。

 

無料DJセットターンテーブル

今の所謂ミレニアム世代の子達は見たこと無いかもしれません。

両端にあるのが「ターンテーブル」

上記写真はTechnics(パナソニック社のプロオーディオ部門)のSL-1200mk3D。

こちらはPioneer DJのPLX-1000

簡単に言えばDJ用に作られたレコードプレーヤーです。

市販のレコードプレーヤーでは筐体そのものが頑丈で無いため

「スクラッチ」というレコードを擦って行うテクニックや

現場での過酷な環境(屋内に限らず屋外での気温差や湿度、長時間の再生や筐体そのものの剛性、運搬時の衝撃)に耐えられません。

また、曲どうしを繋げていく際に曲のテンポを変化させたりするために

専用のフェーダーが付いていたりする点が普通のレコードプレーヤーと違う点です。

そのため、通常のレコードプレーヤーに比べて重たく頑丈で、価格も高いです。

 

そして、レコードは盤面の溝を直接「ピックアップ(レコード針 / カートリッジ)」を使って音声信号に変換します。

ortofon_concorde-twinDJs01

ortofon – Concorde DJ S

その針によって特性も変化し、使っていく内に針自体が劣化していくため、

簡単に交換できるように規格化されていますし、DJ個々人のセンスが現れる場所でもあります。

 

ターンテーブルは「ヒップホップ」や「レゲエ」などのジャンルで使用されることが多い傾向にあります。

 

プロ現場で主に使用されるDJ用ターンテーブルブランドとしては

Technics(テクニクス)

Pioneer DJ(パイオニア)

レコード用ピックアップブランドとしては

oftofon(オルトフォン)

・SHURE(シュアー※現段階では生産完了)

100SOUNDS(ヒャクサウンズ)

などです。

 

続きまして、

「CDJ(シーディージェイ)」です。

先程のレコードとは違い、いかにも先進的なかっこいい見た目をしていますが、

その名の通り、この両端の機材が「CD」を使ってDJプレイをするための「CDプレーヤー」です。

この本体にCD1枚がそのまま入ります。

近年の機種ではCD以外にも「USBメモリー」や「SDカード」、

またPCと直接繋いだり、iPhoneを繋いだりも出来ます。

 

ターンテーブルと大きく異なるのは

基本的に「ディスプレイ」がついている点ですよね。

レコードと違ってCDなどはデジタルデータなので、

ターンテーブルでは物理的に針やレコードを動かして再生点を調整するのに対して、

CDJではボタン一つで再生点の調整が出来ます。

普通のCDプレーヤーを操作するのと全く一緒です。

なんだか見た目がいかにも難しそうな面構えですが、

出来ることはCDやその他データを再生することだけですのでね。

 

殆どのCDJに共通しているのが、

本体についている円盤の部分が実際に触るとくるくる動かせること。

ターンテーブルは再生中レコード自体が回るのに対して、CDJの円盤は自動では回りません。

CDは本体内部で超高速で回転しながら音声情報を読み込んでいるためです。

ただ、本体の円盤を直接触ることで再生点の調整やスクラッチなどが行えます。

また、ターンテーブルと同じようにテンポを調整するためのフェーダーが搭載されています。

異なる曲を違和感なく繋げるために曲どうしのスピードを合わせるためです。

 

CDJは「テクノ」や「トランス」「ダブステップ」などのEDM全般や「ポップス」「ハウス」などの

多くのジャンルにオールマイティーに活躍できる機材です。

ターンテーブルに比べてCDJでスクラッチする人は少ない印象ですが、

もちろんCDJでスクラッチしても全く問題ありません。

 

プロ現場で使用されるCDJブランドは圧倒的シェアのPioneer DJ製ですね。

逆に現場でPioneer DJ以外のCDJを扱ったことがありません。

 

そして、それらのプレーヤーから受け取った信号を・・・

 

先程から常に真ん中に写っていたこちら。

「DJミキサー」で調整するわけです。

写真はPioneer DJ の DJM-900NX2。

 

裏側はこんな感じ。

赤白が並んでいるので馴染みある方も居るかもしれませんね。

意外にもCDJやターンテーブルからの音声信号は基本的にRCA端子のコンポジット信号なんです。

 

このミキサーではCH1〜4があるように、

ターンテーブルやCDJなどを最大4つ分同時に入力でき、

MASTER1がXLRコネクターなので我々が扱うプロ用音響機器に直接繋げられるように作られています。

 

リバーブやディレイなどのエフェクターを加えたり、

ヘッドホン用にそれぞれ個別のプレーヤーの音を流したり出来ます。

例えば1つめのCDJでAの曲をお客さんに聴かせながら、

DJはヘッドホンを使って2つめのCDJでBの曲を繋げるための準備が出来るわけです。

DJがプレイ中にヘッドホンを多用したりプレーヤーに触れたりしているのは、

次に控えている曲に移行するために調整しているのです。

 

DJについて興味関心を持って頂けたでしょうか?

 

DJ機材のレンタルに関してはお気軽にお問い合わせください!

 

ではまた!

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